修学旅行⑩ カツオのたたきづくり体験

皆さんはカツオのたたきを知っていますか? まず、なぜ「たたき」と言うのでしょうか? カツオを捌いた後に、塩をまぶします。この塩を叩くように塗りたくることから「たたき」という名前がついたそうです。さて、それだけではカツオのたたきになりません。カツオを火で炙る必要があります。ここでひと工夫することがありまして、ただ熱を通すわけではなく、藁を燃やした熱を使います。これでカツオの独特のくさみが消えます。

本当にそうでしょうか? 私たちが普段家庭で食べているカツオのたたきは、カツオのたたきなのでしょうか? 私たちは自分たちで作ったこのカツオのたたきを通して真実を知ることができました。

カツオのたたき、ごはん、味噌汁、すだちゼリー。時間は13時40分。お腹はぺこぺこです。私たちは、カツオのたたきを割り箸取って、口に運びました。

なんと言うことでしょう。くさみもなく、本当に本当に美味しいカツオのたたきでした。口々に「美味しい!」「食べやすい!」「奈良のと全然違う!」などの言葉が発せられました。

次にご飯を口に運びます。なんということでしょう。このご飯おいしい! 施設の方に聞くと、このご飯は先週収穫したばかりの新米だそうです。粒がツヤツヤしていていくらでも食べてしまいえめます。

そしてお味噌汁! カツオのアラから取った出汁が効いていて、美味しい!

先生はご飯4杯食べてしまいました。お味噌汁は2杯です。

体験を通して、カツオが捌かれるところを興味津々で見ていたところが印象的でした。カツオの胃から出てきた小魚を見ても、好奇心の目で見ていたところが素敵でした。配膳についてもそうですが、掃除についても率先して頑張っていました。最後は施設の方々へお礼をして、施設の方から労いの言葉と、「三年生大変だけど頑張って、しんどいことは自分を成長させるよ」との言葉をいただきました。

また徳島県に旅行に行きたいですね。