文化鑑賞会

午後は文化鑑賞会でした。

シンガーソングライターとして、最近ではギョーザ女子としてテレビなどで活躍されている玉城ちはるのコンサートを鑑賞しました。

ホストマザーとして、韓国や中国の子供たち、日本の子供たちを自分の子供として預かる中で、コミュニケーションの壁にぶつかったお話をしてくださいました。「中国の息子が食べ物を残したとき、叱ってしまった」。それは中国では褒め言葉だと言うことを知り、「自分の価値観で叱っていたことを気づいた」と仰っていました。シンちゃんの誕生日を祝ってくれない息子に、祝うように言うと「なんで誕生日が祝わう日でないといけないのか」と憤慨された話。みんなが同じ価値観をもっていない中で、誰もが自分の価値観が正しいと思う中で、国や言葉など関係なく、会話する、言葉にすることが大切だという気づきを教えてくださいました。

玉城さんの我が家では、喧嘩が絶えません。ですが、仲直りする人時の「ありがとう、ごめんなさい、大好き」優しさ貯金ゲームのやり方を教えてくださいました。代表として、先生が前で演じてくださいましたが、この役割をしてくださったのがO先生とI先生。嫌なところと好きなところをお互い言い合うゲームに会場は盛り上がり。ユーモラス溢れる受け答えに拍手と爆笑。玉城さんには色々なところに公演に行ったが今まで1番の盛り上がりであったとお褒めいただきました。ぜひ皆さんのご家庭でも「嫌いなとこと、好きなところ」をお互いに言った後に、「ありがとう、ごめんなさい、大好き」と言い合ってみましょう。

玉城さんは自身の過去の話もしてくださいました。学校に行けなかったこと、理不尽なことがあったこと、世の中を恨んだこと。育てている子供たちの言葉に自分の過去を見出しながら、人を信じ愛されるように育つように、活動を行なっている事を伝えてくださいました。

「人生は上手くいかないかもしれない」、「誰かのためにどう生きるか」、本当にさまざまな事を経験してきた玉城さんだからこそ伝えられる言葉でした。心の琴線に触れた生徒も多く居たのではないでしょうか。

玉城さんのトークと歌には、玉城さんの想いというか魂が込められていて、とても楽しく、感動し、学びになった文化鑑賞会でした。